書評

老人のありがたさ-西の魔女が死んだ

「西の魔女が死んだ」は中学生の女の子「まい」が田舎のお婆ちゃん家で過ごすお話です。魔女という言葉は出てきますが、ファンタジーではなく現実世界のお話です。まいはお婆ちゃんと暮らす中で「自分で決定する力」と「それをやりぬく力」を得ていきます。…

ホリエモンとひろゆきが飲み会してた。

「ホリエモン?何だか良く知らないけど、頭良くて先進的だけど悪いひとだっけ?」くらいの感想しか持ってなかったんだけど、意外と面白いおっさんだった(失礼)。 ワイン片手に居酒屋トーク。ホリエモンこと堀江貴文さんとひろゆきさんの1時間ほどの対談で…

Googleブック検索で新書を読んでみた

結構話題になっていた、Googleによる本の電子登録。いつの間にか使えるようになってたんですね。ゴールデンタイムズさんの記事で知ったんですが。 ( д ) ゚ ゚ ポーン 全文読めちょる。 とまあ大袈裟に書くとあれですが、一応「部分プレビュー」ということになっ…

帝王学-貞観政要の読み方 平安時代から愛読されたリーダー学

家康が愛読!北条政子が絶賛!日蓮が書写! と書店の推薦ポップのような書き方をしてみたが、実際にそんな本が存在する。 「貞観政要」。中国で最も長く続いた時代、唐の基礎を作ったと言われる【太宗】と、その有能な部下たちの政治討論を綴った書であり、…

現代語訳 学問のすすめ

壱万円札の人の、言わずと知れた名著である。 「はじめに」に訳者・斉藤孝さんが書いたように、恥ずかしながら僕もこの本を読んだことがなかった。それは矢張り、文語体で書かれていることからの忌避感が理由の1つではあるのだろうけど、教養が無いだけかも…

覘き小平次

京極夏彦さんの書いた怪談。カテゴライズするなら「嗤う伊右衛門」と同じカテゴリーに入る。*1 ふん、という女声が聞こえた気がした。 「下を向いておるのかえ」 三味の音に似た、淫らで華やかな声音である。(9p) こんな表現が琴線に触れる僕は、このシリー…

小飼弾の「仕組み」進化論

研究室で後輩が貸してくれたので読んだ本。生物系の研究室で読まれるなんて本当に売れてるんだなぁ。 初めて小飼弾さんの本を読みました。ブログの方は大体読んでいるんだけど書籍を読むのは初めてかも。小飼弾の 「仕組み」進化論作者: 小飼弾出版社/メーカ…