休憩の多い会議の方が、早く結論が出る

煙草。
僕はタバコを吸った経験はありません。特にタバコを吸いたいと思ったことも無いです。別に嫌いというわけではありません。どちらかというと、興味が無い。いや、興味が持てない、といった方が正しいかもしれません。
僕の周りの人も殆どタバコ吸わないんですが、この前「タバコって何をキッカケにして吸い始めるのかなー」という話になりました。何せタバコを吸ったことの無い連中の集まりでしたから、分からないんですよ、最初の興味の持ち方が。
タバコを吸ってニコチン中毒になる。とか、ニコチン中毒になるとタバコが吸いたくて仕方ない。とか、口寂しい。とかは分かります。なんとなく。たぶんこんな感じなんだろうなーって。ただ、一番最初になんで吸おうと思うのか、それがよくわからない。
あれこれと想像で話していたんですが、その内の社会人になったばかりの一人が「でも俺、この前タバコ吸ってみようかなって思ったよ」と言いました。

この前さ、とある2つの会社間での取引があって、それをまとめる仕事をしてきたんだ。
ただね、中々落としドコロが見つからなかった。まぁ当たり前なんだけど、互いに自社内で論を組み立ててきて戦わせているわけだからね、中々妥協をするというのも難しい。話し合いながらバランスを調整していくのにはかなりの時間が掛かった。
結局数時間もの間、議論は右往左往したんだけど決着はつかず。まぁみんな疲れたし休憩を取ったのさ。休憩の間、俺はコーヒー飲んで寛いでいたんだけど、何人かは喫煙所でタバコ吸ってた。
10分くらいの休憩が終わって、よし頑張るか!って会議を再開したら、いつの間にか議題の落としドコロが決まってるの。んでトントン拍子に会議終了。なんだったんだ、さっきまでの議論は、って感じだったよ。

どうやら、休憩の間に喫煙所で話し合いがあったようですね。ただ、たぶんそれは論理的な議論というよりも、ナァナァな話し合いだったんだと思います。こっちはこんな感じだけど、そっちはそんな感じか。じゃあこの辺で手を打ちますかねーみたいな。
議論の場だと、ガチガチの論理で話すわけですから、適当なことは中々言えないわけです。ですが、タバコ吸ったりしながら肩肘張らずに話すと、本当にして欲しいことは何なのか、実は適当でいいことは何なのかということが明らかになりやすく、また受け入れやすいらしいのですね。これはお酒とかでもいえる話なのかも知れません。

結語

あまりガチガチに考えないで居る方がなんだかんだ言って結論は出るものだよ、という話でした。
僕のような学生は、経験が無いわけですからそこを机上の空論で補おうとします。つまり頭でっかちになります。頭でっかちな人間は中々結論を出すことが出来ず、動けないことが多いです。論理に縛られて動けない、そんな人たちをいっぱい見てきました。
もっとのんびりして落としドコロを作る、ということも考えてみようかな、と思った出来事でした。