アリとギリギリーズ

高校生のとき、多くの人がそうだと思うんですけど、テストは当たり前のように一夜漬けでした。というか、一夜漬ければまだ良いほう。朝の通学バスの中、友人のノートのコピーを読んでました。浅漬けです。あのノートコピーというのは良くないですね。他人のノートをコピーしただけで勉強した気になっちゃう。「おっしゃ、今日は3教科分もコピーしたぜ、頑張ったしゲームしよう」みたいな。
最近、僕は偶にチームで作業することがあるんですけど、そんときもやっぱり追い込み型になっちゃいます。この時期までにやってね、って言われると、まずその時期ギリギリまで出来ないし、直前期はみんな死ぬほど仕事する。なにも成長していない……。ただ、自分一人だけでやるときとは大きく違うことがあるんですよね。
それは、追い込み時がとても面白いこと。特に運よく優秀な人たちと仕事させてもらっていると、追い込み時期は本当に面白い。あらゆる伏線が一気に解消して、結論に向かって急速に収束していくあの感じ。良く出来た物語のクライマックスを読んでいる気分になります。
優秀な人って自分のテンションをコントロールするのが巧いような気がします。どんなに優秀な人だって、さすがに期間中ずっとテンションを高く維持するのは難しく上下を繰り返しているものなんですけど、彼らは期限ギリギリには必ずMAXのテンションにしていく。だからクライマックスには最高の力を発揮して、ものすごい処理能力を見せます。
あとあれですね。優秀な人は視野が広いです。のでプロジェクトの前半は色々なところを見ながら仕事しています。ところが、後半になって視点が定まってくると、その一点に向かってエネルギーを集中することが出来るようになります。そうすると、やはり凄い処理能力を発揮します。
ということで、優秀な人と仕事すると、序盤で張った伏線がものすごい勢いで消化されていくんですよね。とても楽しい。このことは1時間程度の短期的な仕事でも、数ヶ月かかる仕事でもそう感じました。
意識的にサボったりするのも悪くないのかな、という話でした。まぁでもそれは序盤できちんと伏線張っているからなんですよね、はい。サボってばかりのキリギリスではダメですね……。

結語

実はこのエントリで50エントリ目です*1。ので、最初に書いたエントリを書き直してみました。恥ずかしいのでリンクは張りませんが。
大分書き方が変わったなーと思います。結論スパッと書いて、その理由を箇条書きみたいなスタイルから、たらたら書く中に結論を入れるスタイルへみたいな。あと、取り上げるテーマも変わってますねー。昔は自分の中で消化したものをエントリとして形にしてましたが、書いて見なきゃわからないことを書きながら考えるみたいな。そういう意味で今回書きにくかったなー。
まぁいい加減になったんです。これも成長。

*1:数えたら違ったけどまぁいいや