何か新しいことをやりたいときは足元を見よう

何か新しいことに挑戦したいなぁ、とか、なんか趣味がほしいなぁ、なんて思うことが僕はよくあります。でも結局、何をやりたいのかを見つけられなくていつもと同じ日々を過ごすってことが多いんですよね。今回はそのやりたいことをどうやって見つけるかというお話。

例:ブログを始めたきっかけ

繰り返しになりますが、僕は何をやりたいのか見つけられないことが多いです。ですから、このブログを始めたことは結構意外だったりします。腰の重い僕がブログを始めた理由。それは大小様々な理由の断片が重なったからで、ここではうまく言葉に出来ません。でも、その中からあえて一つキッカケとなったことについて話したいと思います。
実は、僕がこのブログのアカウントを取ったのはかなり前のことです。何度かブログを書いてみようかな、と思ったことはあったのです。ただ、踏ん切りがつかない。何かやってみようかな、なんて感じで始めた趣味っていうのはそんなもんです。
そんな僕の心に変化が起こったのは、あるエントリーを読んで「へぇ」と感心したときでした。それまでも、いわゆる書評ブログとかは読んでいたんですけど、googleリーダーのフィードも20件程度で、ブログそのものを楽しむという感覚は僕にはありませんでした。そんな中、出会って僕を変えたエントリーとはプログラマーに比べ、バイオ研究者に飛び抜けた才能が現れない理由のひとつ - ミームの死骸を待ちながらです。このエントリは読んでいた書評サイトがトラックバックを飛ばしていたので知りました*1
僕はそのころ、バイオ研究者のタマゴみたいなものだったのですが、閉塞感というか、なんか僕に合わないなぁと思いながら過ごしていました。そんなときにこのエントリーを読んで、あぁこういうことを自分も感じているのかもしれないな、と思ったのです。その感覚をヒントに色々と考えて、自分なりの結論を出し、結局博士課程中退なんて暴挙に出たんですから人生何が起こるかわかりません。
ちょっと話がずれましたが、生物学関連の面白い話があったから、僕はブログそのものを楽しむことに興味を持ち始めたのです。そこからまた紆余曲折を経てこのブログを書くに至ったのですが、少なくともはてなダイアリーに僕が興味を持ったのは、この生物学エントリがあったからなのです。

興味を持つには

で、この生物学からブログへの流れを考えると、何か新しいことをやるのであれば、自分の現在の興味から陸続きのものをやるといいんじゃないかと思うんです。何かやりたい、と漫然と思って趣味の本コーナーなんかに行っても結局手が出ない。だって選択肢は無限ですからね。知らないことばかりで、とっかかりがない。でも、自分の興味の範囲内であれば、何かをとっかかりにして新しいことを始めることが出来ます。
そしてそのためには、自分の興味の境界線あたりを常にHOTに意識しておいて、ちょっと興味が向いたらやってみることが重要だと思うのです。まぁなかなか興味を持っていることの境界ってのは意識するの難しいんですけどね。ただ、日常を過ごしていてちょっとアンテナに掛かったことがあったら、覚えておくこと、そして気が向いたらやってみること。それがやりたいことを見つけるのに一番の早道かもしれません。

*1:こう書くと勘の良い人は書評ブログの1つも分かりそうですね