当たり前のことを言うこと
当たり前のことを言葉にすることは重要である。
なぜなら、何かを言葉で規定することは、それを効率的に扱うために必須のステップだからである。
リンク
物を考えるということは、対象同士をリンクさせていくことだ。強くリンクされているものは相互に関係しあうことで、以下のような知的メリットを産む。
- 相互に連想しやすくなる(高速な思考)
- データがアップデートされると、周囲にも影響を与える(学習能力の向上)
- ネットワークの型を把握することで(定石のようなもの)、他の領域でも類推を可能にする(新たな発想)
言語化によるリンクの強化
何か対象を考えるとき、対象の要素はリンクのインターフェースとして働く(図参照)*1。
対象を言語化するということは、対象を要素に分けるという作業であり、そのようにして明確に定められた要素は、他対象とのリンクを強く形成することができる(図でいうと太いライン)。
よって、どんな当たり前のことでも「言語化すること」は、思考に対象を取り入れる事に重要なのである。
*1:図では「対象の階層構造については示していない」