富士通の行く末

就活の書類とか捨てていたら、富士通のパンフレットが出てきた。その表紙に、内輪の説明会みたいなものに行ったとき聞いた話のメモが書いてあったので、捨てる前にこっちに写して(移して)おこう。
この会は学校の傍で行われて、タダで仏料理が食べれるので結構偉い人と話せるとのことだったので行った会だった。なお内容については、ご飯を食べながら聞いた話をメモったもので僕の主観が入っていること、何人かにしか聞いていないものなので富士通全体の公的な話ではないことは強調しておく。また、僕個人は富士通と何の関係もない。
mission criticalとか何とか、HPにも書いてあることは写してない。


現状(強みと問題点)

強みは「高い技術力」「広い分野を扱うこと」「インフラを支える自負」とのことだが、特に他の話を絡めて面白かったことを此処では書く。

1「高い技術」&「それを儲けにできない」
富士通の人は自社の技術に大きな自信を持っている。
しかし、それをソリューションに落とし込むことはあまり上手くない。これはFRI(富士通総研)がまだあまり軌道に乗っていないことと、社内自体にまだその視点が確立されていないことから。元々コンサルティング的な視点が日本ではあまり無かった、とのこと。

2「日本らしいサービス」&「それが国内でできていない」
富士通は海外進出もしているらしく、イギリスでは大きな郵送機構をITサービスの側面から支えている。このサービスは特にデリバリー後のケアが好評であり、イギリスでの富士通の伸びは中々のものらしい。「グローバルで発揮する日本的な強さ」は此処にヒントがあるのではないか、とのことだった。
しかし、日本国内ではデリバリー後のケアに力を注いでいないらしく、また会社全体として特に注目しているわけではないみたい。海外の支社長的な人が言ってたので、むしろ外から見ないと分からないことなのかな。


行く末

これからは「グローバル」と「スピード」に注目したい、と偉い人が言っていた。
前者についてはよく言われるので省略。スピードについては、富士通は大きな会社になりフットワークが悪くなった、とのことだった。もっとフットワークを良くするためには、以下の策が考えられる、とのこと。

  1. 外部パッケージも積極的に使える風潮にすること
  2. 子会社を作り、その会社でフットワーク軽く仕事を行うこと

2.についてはそのとき具体的に良く分からなかったけど、例えばそれは、googleのように会社内の情報を完全に共有できる会社とかそういうことなのかな。

これらの視点が会社全体に伝わっているか、というと全然だと思う。
若い社員の方達にも話を聞いてみたところ、一応「グローバル」「スピード」は目標として認識されているみたいだけど、これらの目標について具体的なことは特に考えていなかった。またグローバルを目指すためなのか採用にTOEICを取り入れ始めたけど、500 overというとても意味の無い数値だったりして、具体的な戦略として機能してないな、と思った。


他に書いてあること

  • R&Dの方が話し慣れてない。でも説明会に来ている人の多くがR&Dの人。
  • R&Dとソリューションの社内の力関係は今は五分五分くらい(複数人に確認)。
  • 「通信分野」と「ハードウェアを作れる」という強みを生かせないかなぁ、といってた。
  • サーモンが美味しい。