まとめサイトのすすめ

前回のエントリで、twitterでは@を飛ばすコミュニケーションが面白いと書きました。んで、前置きが終わったので、それの続き(といっても内容は独立してます。コミュニケーションもついったーの楽しみの一つということを書いただけ。今回はそれを前提に書いています)。
twitterは薦めたいけど何が面白いのか伝えられない」とよく言われます。確かにtwitterのゆるーいつながりというのは、外界からでは中々認識するのが難しいです。何故か。
「ゆるいつながり」ということは、繋がっているときと繋がっていないときのバランスが丁度良いということです。前者が強すぎてはmixi疲れのような現象を起こしますし、後者が強すぎるとそれは繋がりとは言えません。twitterはそこらへんのバランスがうまく取り易いツールなんです。ですからこの両面を把握してもらうことが重要だと思うのですが、今のtwitterを外界から見たときに目に付くのは後者の「繋がっていないとき」のものが多いと思うのですよ。
twitterは外から誰かのタイムライン(前回参照)を眺めていてもその人のポスト(つぶやき)しか見えません。フォローを増やして自分のタイムラインを形成して始めて、「つながり」というものが見えるようになります。また、今のtwitterを見る上で欠かせないサービスであるだろうふぁぼったーで見られる面白い発言というのも、前後の脈略無く発言が単体で抽出されています。
要するに「繋がっているとき」を外界から見るすべがない事が「ゆるいつながり」とは何かを伝え難い原因だと思うのです。外界から見たとき、と言いましたが、これは始めたばかりのときにも言えることだと思いますし、始めてすぐ辞めてしまう人はここが原因のような気がします。

解決策

で、この解決策なんですが、まとめサイトを作ればいいと思うのです。まとめサイトというのはさまざまなめりっとさんなどに代表される、みんなの発言で面白い展開を見せたものをまとめて載せておくサイトです。実際見てもらった方が早いと思います。最近は少しずつまとめサイトが増えてきて、僕の近しい人も仲間内のキャッキャウフフな感じをアップしています。こういったものを見てもらえば、つながりってものが外界からでも分かるかなぁと思うのです。
まとめサイトを作るというのは、何も外界から見たときにメリットがあるだけでなく、twitterの内側の人にもさまざまなめりっとがあります。
まず、自分の好きな会話の流れを公開しておけば、そういった流れに近い人たちが集まってきてくれるので、快適なタイムラインを作り上げることができます。ある人のタイムラインを見たらなんだか楽しそうな会話をしているようなポストが多いからフォローしてみたけど、実際に会話している相手のポストも見てみたらちょっと雰囲気違った、ということも起き難くなるかもしれません。更に言うならば、同じまとめ上に載った人達同士でフォローする事でどんどんフォローが拡がって行くことがあります。っていうかありました。
また、前回のエントリで「twitterで面白いことをつぶやいたときに得られる他人からの反応」として

  1. タイムラインに自分の発言に関連した発言が出てくること
  2. @をつけた反応をもらうこと
  3. ふぁぼられること(発言をお気に入りにいれてもらうこと)

をあげましたが、ここに4番目として「知人のまとめサイトにあげてもらう」というのが追加できます。これは素敵なポストをするような気分を起こさせるのに優れているかもしれません。
更に細かい事を言うと、とても面白い返しがあったときにその発言をふぁぼるだけでは意味が通じないことがあります。そんなとき、まとめサイトにまとめておけば、意味が通じるまま面白い発言を記録しておく事ができます。

懸念

ただ、幾つか懸念があります。それは露出を増やせば増やすほど、悪意がそこに介入してくる可能性が増えるということです。
まとめサイトを運営するということは、自分の周りのつぶやきをまとめてエントリにするわけですから、自然内輪受けな感じが出てしまいます。所詮参考や趣味のために置いてあるものですし、放っておいてくれればいいんですが、変に絡んでくる人もいるでしょう。そういったときに自分は兎も角、周りのフォローしてくれている人にも嫌な感情を味あわせてしまう可能性があるのです。これは確かに怖い。
またそういったことを心配して、まとめに載る事を嫌がる人がいるんじゃないか、と思います。かといって許可をとって回るのもおかしな話ですしね。ただここに関しては、そもそもtwitterの発言は公開されているものですし、非公開設定にしていない人の発言なら取り上げてもいいのではないか、と個人的には思うのですけどね。実際試しに回りの数人に聞いた感じでは、別に載せてくれていいよ、という反応ばかりでしたし。またそこまで気にするのであれば、例えば自分以外の名前は仮名にする、なんて手もありますしね。

最後に

自分のタイムラインは自分しか見る事が出来ません。ですから、自分がまとめた記事はきっと自分しかまとめられない記事です*1。タイムラインのまとめを作れば、手軽に独自のものが作れるのです。
僕のフォローしている人たちを眺める限りではブログをやっている人たちがあまりいないように思います。フォローしている人たちの1/10くらいかなぁ、やっているのは。折角プロフィールの欄にURLがあるのだから、簡単にまとめサイトを作ってみるのも面白いんじゃないでしょうか*2。悪意に対する懸念はありますが、きっとtwitterのプロフィールに書くくらいなら、中々外からのアクセスも限られるような気もします(それでも見られていることは気にすべきでしょうけど)。
最後にツールを紹介。ここのサービスを使ってもらえれば驚くほど簡単にまとめ記事が作れます。試しに公開しなくてもいいので作ってみてください。きっと面白さがクセになりますよ。

*1:まぁまれに全員フォローが被っていることもあるのかもしれませんが…

*2:プロフィール欄にURLが2つあれば僕もまとめサイト書くんだけどなぁ