零細ブログの試みたアクセスアップ法

ブログを書き始めて一ヶ月経ちました。色々な人のお陰で、この短い間に面白い経験が幾つも出来ました。ブログを書くことで改めて自分の文の下手さを見直す事も出来たし、はてダのトップページに自分のエントリがあってドン引くことも出来ました。はてなブックマークtwitterを使い始めて、ネット上で知り合い(?)も出来ました。
でも一番大きかったのは見られることが報酬になるんだということが体感できたことかもしれません。ブログを書き始めた最初は淡々と自分の書きたいことを書いていこうという名目で始めたブログだったのですが、やっぱりオープンに公開している以上「見てもらうこと」を多少は期待していたのだと思います。ただ実際書いてみて、はてなスターが付いたりブックマークされたりすることを喜んだり、コメントを見てモチベーションが上がるのを感じることで、当初に考えていた以上に「見られること」が楽しいことが実感できるようになりました。
特にその事を強く実感できたのは、先日の「みさなん こにちんは」のエントリを書いたときでした。このネタは数日間ブログ界隈を賑わせたネタでしたが、今回の流行の発端はここのブログからのコピペだろうなと僕は思っています参考。とはいえ、僕のやったことも元情報のコピペですし、この流行を作り出したのは2ちゃんねるというとても強い媒体を介したからであることは分かっていたので、その情報が面白いと思われて拡がって行く様をとても興味深く見ていました。そもそも、発端であったから何ってわけでもないですし。でも、自分のエントリが殆んど誰にも見られていないことに、少しだけ嫉妬を覚えていたのです。とても子供っぽい考えだとは思いますが、そう感じてしまったのです。そのときに、あぁ自分は見られることを渇望していたのだなぁと気付きました。
もちろん、ただ見られたいということだけを考えているわけではありませんが、自分のブログが見られることを僕は求めていることはどうやら明らかなようなので、「見られること」を意識してブログについて再考してみたいと思います。ちょっとアクセスにだけ特化して書いたので嫌な感じがするかもしれませんが、ごめんなさい。

アクセス数を振り返る

下のグラフはこのブログのアクセス数の推移です。4月中は自分以外誰か読んでいるのか、という状態です。実際、このときは偶に飛ばしたトラックバックから来てくれた人かくらいしかいなかったと思います。オフラインの知人には公開していないブログですし。

5月の頭にちょっとだけアクセス数が増えています。これは文章力の無さに絶望した! - たぬきのねどこという記事を書いたときでした。このエントリをアップしたところ、ブックマークしてくれていた人が2人いたので、僕も自らブックマークして(セルクマ)1つの記事に3つのブックマークが付くようにしました。そうすることで「はてな注目の記事」に載せてみたのです。そうして露出が増やしてみたところ、そのエントリを見てくれる人が増え、更にブックマークが付くことで「注目の記事」に残り続けて、最終的には前日の数倍のアクセスがありました。自分文章下手でした、という内容でアクセスが増えたのは微妙でしたが(笑)。
次に大きな山がありますが、これはTwitter初めて20日のヤツがTwitterにこれから参加する人に色々言ってみる。 - たぬきのねどこというエントリを挙げたときです。このエントリは大きなまとめサイトまなめはうすさんに紹介されることで、一気にアクセスされる記事となりました。また、アクセス数の増加に比例してブックマークされる量も増加し、はてなの人気エントリ入りすることで一時的に100倍以上の勢いでアクセスがありました*1
その後はアクセス数も落ち着いてきて、4月の何倍かのアクセスが常にあるというのが現状です。とはいえ、零細の域を全く出ていませんけど。

有効だったこと有効じゃなかったこと

以上のことから考えると、アクセス数というのは雪だるま式に増えていくもののようです。読者の方の中には一定の割合ではてブなどに登録してくれる人がいて、そういった人たちにアクセスしてもらうことでエントリの注目度を上げ、更なるアクセスが見込めるように感じました。そのため、多くの人にアクセスをしてもらうこと自体が、更なるアクセスを集める要因となります。そのために有用だったことと有用じゃなかったことなどを書いてみます。
1 エントリの内容
実際、(筆者の思う)エントリの質というのはそこまで重要じゃないのかもしれないな、と思います。個人的にはどのエントリも同じくらい力入れて書いているつもりですし、少なくともtwitterのエントリが飛びぬけて面白いかというと、僕としてはそこまで差を感じません。もちろん、面白い物は面白い物として評価されるんでしょうけども、僕のブログの中はあまり大差無いエントリばかりです。
むしろ重要なのは、エントリのテーマなんだろうなぁとは思います。このブログでいえば、「20日」という初心者らしさと「twitter」というテーマや、「ブログを書くこと」というテーマに需要があったのである程度アクセスしてくれる人がいたのだと思います。受けるテーマについては、幾つか面白いエントリが上がっています。

特に、前半は実力がないと中々難しいと思いますけれど、後半は頑張り次第で誰でも出来そうですね。本人が面白いかどうかわかりませんが。
2 セルクマ*2
自分で自分をブックマークするセルクマ。これはあまりアクセスアップには繋がらないと思います。確かに1つもブックマークがないと、「新着ブログ」にすら載らないので外部からのアクセスが期待できませんが、たとえ新着ブログに載ってもチェックしている人は殆んど居ませんし、あまり意味がないです。っていうか意味ありませんでした。
ただ、自分のブックマークをお気に入りに入れている人が多い場合は意味があるのかもしれません。セルクマすることで、自分のブックマークリストにエントリが入るわけですから、宣伝にはなります。はてブを使用している人たちが、それを見てくれるわけですから、自然ブックマークされる確率は上がりアクセス数も増えるでしょう。
あと、零細過ぎる(うちのような)ブログの場合、万が一2つブックマークが付いたら、セルクマするとちょっと露出が増えるかもしれません。
ただ、以下に引用したブログを読ませてもらってとても納得できたのですが、基本的に僕の中ではてなブックマーク

自分の興味があるウエブサイトがどんななのかを蓄積しておく場所、ファーストインプレッションを書いて置く場所でしか、ない

http://d.hatena.ne.jp/ululun/20061204/1165242762

ので、セルクマはあまりやらないでいいかなぁと思います。この辺は個人の感覚による所が大きそうですね。あと、宣伝以外の目的にもセルクマは使えるみたいですし、僕は実際どっちでもいいやと思ってます。
3 トラックバック
盛り上がっているブログにトラックバックを送って、ある程度の読者さんが流れてくるのを待つ。というのはまぁ戦略としては王道かもしれません。ただ、そのエントリは少しだけアクセスがアップするものの、あまり居ついてくれる人はいないかなぁと感じました。いや、こっちのエントリがつまらないからかもしれませんけど。
自分の書いたエントリの補足という形なら兎も角、トラックバックしたエントリに意見を付け足すようなエントリを書いても、自分のブログにある他のエントリまで読んでくれるよう人はあまりいないかな、と思います。
4 他のwebサービスを使って誘導する
twitterやらはてブやらで宣伝することでアクセスアップを狙う。というのは安定したアクセスは維持できるようになります。twitterでブログ更新、っていうと数件くらいはアクセスが増えている気がします。まぁでもその程度です、僕の場合。
なお、こういったことは「2 セルクマ」で述べたようにサービスの使い方に対する考え方によって結構好き嫌いが分かれるかもしれません。個人的には、twitterの中の人のことをよく見れるのでtwitterのブログ更新宣告+URLというつぶやきは好きです。

結語

色々書きましたが、アクセス数にだけ特化した極論なので、実際こんなこと考えながらブログを書くことないと思ってはいるんですけどね。これもブログの一面、ということで。

*1:ちょっと話からずれますが、このお陰で沢山の人がフォローしてくれました。面白い人とも出会えました。あらためて有難いことだと思います。

*2:ここでははてなダイアリーについてのみ述べます