文章力の無さに絶望した!

ブログを書き始めてから25個のエントリーをあげたのですが、すごいことに気付きました。
おれ、文章ヘタだ。
もうね、これは大発見。一応学校で作文とかしてきたわけだし、研究室では書類とか書くわけじゃないですか。プレゼンとかの練習もしているし、言ってもそこそこ悪くないプレゼンも出来るようになってきたわけですよ。なのに、文章がヘタという事実。由々しき事態。*1
何でヘタなのかを具体的にするために、ネット上のブログ論をざっくり読んで、解決策を考えてみました。その結果、いまの下手糞状態をフツーな文章にするために気を使うべきところが3つほど見えてきました。

  1. 「私」のいる文章を書く
  2. 読む人のことを考えて書く
  3. キャッチーな文を書く

「私」のいる文章を書く

ほぼ日の「今日のダーリン」で糸井重里さんは以下のように述べています。

「私」を一切入れなくても、いくらでもものは言える。
「私」のない表現だって、熱く語れる。
でも、それはやっぱり空々しいんだよなぁ。

「私」を組み込んだ考え。 - ダーリンコラム - ほぼ日刊イトイ新聞

はてなブックマークを使って一日にそれなりの量のブログを見るようになって、このことが強く実感できました。確かに、「私」が入っている文章は内容がほとんど無くても面白い。匿名ダイアリーなんか、ただの実体験でも面白いですもんね。
で、僕の日記にはほとんど一人称が出てこない。それは何故なんでしょう。たぶん僕は一人称を含んだ文章をアップすることが怖いんだと思います。自分を含んだエントリーを書いたとき、それに対してネガティブな反応が返ってきたら、自分そのものが否定されている気分になるじゃないですか(この日記を観ている人なんているのかいな、ということは言わない)。でも、そんなこと怖がるならネット上に文章上げる必要ありませんもんね。ネガティブな意見もポジティブな意見もまとめて受け止めて、でも真に受けずに受け流す。そんな感じでやっていきたいと考え直しました。
具体的な解決策というのは中々難しいんですが、まずは「自分の言葉で書く」ようにしようかな、と。今までは、語尾を揃えたりとか上手い表現しようとしたりとか、そんな細かいことに気を使っていたけれど、これからはあまり気にせずザクっと書いて、行間から出てくる自分らしさみたいなものを出したいなーと思ってます。

読む人のことを考えて書く

今までも、読みやすいレイアウトや、読みやすい表現というものに気を使ってはきました。ただ、もっと重要なことに気付いていなかったのです。それは、読者はブログを読むのにそんなに力を使わないということです。このことはhttp://d.hatena.ne.jp/BABYPEENATS/20090429/1240996733の記事を読ませていただいてハッと気付いたことなのですが、確かにその通りなんですよね。
だから、読んで考えればわかるだろう、という表現はしないように心がけることにしました。元エントリにあるように、分かりやすい表現で表記することは勿論、今までは論理の骨子だけを書いていたところも、具体的な例や繰り返し表現を使うことにしました。多少冗長な表現の方が、僕は何が言いたいのかを読者の方が苦労せずに汲み取りやすいと考えたからです。もっと言ってしまえば、むしろ冗長な表現の方が自分らしさというものを出しやすいかも知れず、これは「1.「私」のいる文章を書く」にもつながることなのかもしれません。
具体的には、一回文章を書き上げてしまい、その後どんどん文を足して膨らましていく書き方をしたいと思います。*2

キャッチーな文を書く

これは「2.読む人のことを考えて書く」に近いかもしれませんが、2.では文章全体に言及したのに対し、ここでは個々の文についての話。
読んでいて面白い文章は、ところどころにユーモアや面白い言い回しがあって、どんだけ読んでいても飽きません。素晴らしい文章と言うのは、内容全体は勿論、一つ一つの文にまで神経が使われているものだと思います。「神は細部に宿る」とも言いますし。
ただ、あまり技巧にこだわりすぎると結局自分の文章じゃなくなってしまいます。そこで、特に最初の数文にだけ気を使ってキャッチーさを出す、ことにしようと思います。僕がブログを読むときは、最初の数行で「読んでみよう」とさえ思えば、自然と最後まで読むことが多いので。あとは見つけてもらうために題名にも気を使わなきゃですね。

結語

結論として以下のような具体策があがりました。

  1. あまり細かい文体には気を使わない
  2. 一回文章を書き上げてから、どんどん文を追加する
  3. 最初の数行と題名にはキャッチーなものを

これらの解決策は暫定的なもので、とても低い目標を立てただけです。例えば、細かい文体をきちんとしていても、自分らしさを出している人はいっぱいいますし、冗長な表現をしなくても頭にスッキリ入ってくる文もよく見かけます。でも、千里の道も一歩から。まずは下手糞は下手糞なりの目標に向かって頑張ろうと思います。
最後に、特に参考になったエントリを紹介しておきます。
http://d.hatena.ne.jp/nakamurabashi/20090425/1240669223
「いいなぁ」という文章に近づくために必要なこと - GoTheDistance
G.A.W.さんのエントリは大人気ですが、GoTheDistanceさんのエントリと比べて読むと、重要なことが重なっているものだなぁと面白く読めました。その重なった部分を自分なりに翻訳したのがこのエントリだったりします。

*1:昨日更新を休んでしまったのはこのせいだというのは内緒

*2:この書き方にすると文が肥大化すると思ったので、今回からブログデザインを変更しました